この世でたった2つの宝物

名探偵コナンのあれこれ

夢見月の感謝祭(サンクスギビング) トークイベントレポ

※約1時間半のトークイベントだったので前半部分の内容が記憶の中で前後していたり、使っている単語、言い回しが多少違う場合がありますが、その辺の雰囲気含めて読んで頂ければと思います。

・キッドの声でイベントスタート
司会は影山さゆりさん

スペシャルゲスト?としてコナン君(着ぐるみ)も登場。いろいろ話しかけられるも頷く事しかできないので客席微笑。そのかわりいっぱい手を振ってました。

最初は松本町長からのご挨拶。
・みなさん夢見月って知ってますか?…私は知りませんでした。(客席笑い)夢見月とは3月のことで青山剛昌ふるさと館の来場者が100万人を突破して、12周年となるこの3月にイベントを開催。
・昨年度の青山剛昌ふるさと館の来場者が12万7千人で今年度は今日(イベント当日)15万人突破。(自分の10人くらい後ろの方だったので惜しかった…)
・海外からもいろんなお客さんに来ていただいて感謝。昨年はコナン・オブライエンさんにも来ていただいたのでたいへん盛り上がりました。今後も地元をもっと盛り上げていくためにぜひ「ふるさと納税」も(客席笑い)回り回ってこういうイベントにも繋がりますのでよろしければ(笑)

そして今回のメインである勝平さんと諏訪さんがご登壇されて、早速勝平さんのお声を聞かせて欲しいと生アフレコで新一とキッドのセリフをいくつか披露。

怪盗キッドの絡繰箱
「どーれーにーしーよーうーかーな♪神様の言う通、り♪」
外交官殺陣事件
「バーロー、推理に勝ったも負けたも、上も下もねーよ。真実はいつも…たった一つしかねーんだからな…」(ちなみに最初“推理”を“勝負”と間違えてテンパってました笑)
ロンドン
「オメーは厄介な難事件なんだよ!余計な感情が入りまくって、たとえオレがホームズでも解くのは無理だろーぜ!好きな女の心を…正確に読み取るなんて事はな‼︎」
NY
「わけなんているのかよ?人が人を殺す動機なんて、知ったこっちゃねーが、人が人を助ける理由に…論理的な思考は存在しねーだろ?」
コナンvs怪盗キッド
「探偵はその後を見てなんくせつける…ただの批評家に過ぎねーんだぜ?」
(あとキッドのパンドラの箱もあったようななかったような…)

(どれも激アツなんですけど、特にロンドンとNYの原作絵がスクリーンに映し出された瞬間の悲鳴がすごかった(笑)そして実際に生アフレコされるともう声にならない感じ…感無量でしたね。)

お二人からのご挨拶
・勝平さん「昨年のコナン祭りには来られなかったので今回のイベントを楽しみにしていました。」
・諏訪さん「何度も呼んで頂き光栄です。春はコナンの季節ですね。本日はありがとうございます。」(横の勝平さんが「もう締めちゃったじゃないですか(笑)」のようなやり取り)

お二人のプロフィール紹介
☆勝平さん
・司会の方から落語家の声優さんと冗談まじりに紹介されて、「逆、逆(笑)、声優で落語家です」
・担当しているアニメ、キャラクターを紹介されて“名探偵コナン”、“ゲゲゲの鬼太郎”に出演されていることから「鳥取には大変お世話になっております。」司「2つの空港を股にかけてますね」
☆諏訪さん
・昨年のゼロの執行人がアカデミー賞受賞をしてコナン作品としては10回目。(ルパコナを含む)
「最優秀賞はまだとれていないですが、それはまだまだ上があるということですね。」

紅の修学旅行について

・勝平さん「いろんな方にお祝いされて照れくさかったけど、なにより原作から楽しみにしてたし5年分くらいの新一をやった。」
・勝平さん「まわりの声優さんとも20年以上の付き合いだからもう幼馴染みたいな関係でアフレコ中も照れくさい。」
・諏訪さん「ガラス越しに見ててもニヤニヤしてて普段ならセリフを取り終わったら『今の大丈夫でしたか?』という顔をするのにニヤニヤのまま戻ってくる。」
・勝平さん「新一と蘭が付き合った事を一応Twitterに報告として書いたら、山崎和佳奈さんとお付き合いされたと思った方もいて、Yahoo!ニュースにも取り上げられていつ青二プロダクション(山崎和佳奈さん所属)からクレームがくるかとヒヤヒヤした(笑)」
・勝平さん「新一と蘭の普通の会話が嬉しかった。普通の会話って1話と水族館くらいで、それ以外は“推理”かはぁはぁ(薬の作用)言ってるのどっちかだから(笑)」
・諏訪さん「新一がクラスメイトと話してるのが良かった。中道意外にもいろんなキャラクターの同級生を出せたのがよかった。」
・勝平さんがこの回で恥ずかしかったのは最後のメールを読んだシーン。アニメだとこういう文面もセリフとして言わないといけないのですごく恥ずかしかったと。「付き合ってるに、決まってるだろ?」
・「あれれ〜」は楽しかったみたいです(笑)
・最後の締めは本来違うが、2人(新一と蘭)のお話ということで別のシーンを追加した。全部青山先生の原案。諏訪さんも「ベッドであんなにバタバタしたり、嬉しそうな笑顔の蘭ちゃんは久しぶりでよかった」とおっしゃってたし、勝平さんも「あれ可愛いかったよね〜」とみんなに愛されてるヒロイン万歳(個人的主観強め)
・諏訪さん「この作品はポスターとかいろいろ作ったけど、かなり珍しいこと。言わば普通のアニメ回の一つにそこまでやった事はない。何より珍しいのがコナンがいない事。ポスター、EDにも今まで新一と蘭をメインに作っているものでもどこかしらにコナンを入れる。ただ、今回は入れずに作ったのでより特別感がある。」

紺青の拳について

・諏訪さん「アジアだけど、ヨーロッパのような綺麗さがあるので今回の映画は『色味』が違う」(色の事は何回が話に挙げてたのでたのしみですね)
・勝平さん「キッドと言えばハンググライダーでいろんなところを駆け巡るが、今回はマリーナベイサンズのみでほば完結できる」
・司「ポスターの真ん中は新一?」との質問に、
勝平さん「今回はコナンとキッドの共闘で、天空とかでも話の流れ上共闘する事はあったけど、今回は最初から。キッドが依頼者というかたちですね」(濁したかたち)
・↑諏訪さん「真ん中のは、ただ新一も宝石が欲しくなっただけかもしれないしね(笑)」
勝平さん「蘭にあげようと思います。」
・京極さんの絆創膏の秘密がわかる。勝平さん個人的には、もし絆創膏の秘密をネタバレされるくらいなら犯人を教えられたほうがいい(笑) とおっしゃっていたのでどんな秘密が隠されているのか…。

客席からの質問

①勝平さん
Q.新一のアフレコで大変だったシチュエーションは?
A.新一の出番が少ないので、みなさんの中で想い出が美化されてどんどんハードルが上がってる(笑)かっこよくないといけない。

②諏訪さん
Q.(ほかの作品で諏訪さんの一声で許可が降りた事例を挙げて)コナンでも諏訪さんの一声で許可が降りたものはありますか?
A.今回のマリーナベイサンズもそうですし、過去の作品内でもたくさんありますが、自分含めた各プロデューサー達が毎回汗水たらして使用許可をとってきています。

③勝平さん
Q.今回の映画の台本が分厚かったですが、どう読み込まれましたか?
A.作品によって違いますけど、コナンに関しては推理物なので説明するシーンが多い。見た方が1度で理解できるように、言葉のどこを立てるか考えながら読んでいます。あと今回はみなみさんと一緒にいるシーンが多かったので言い合い…話し合いですね(笑)をたくさんしました。

④諏訪さん
Q.コナンの中でお気に入りのキャラクターは?
A.毛利小五郎
最初の劇場版の時、自分の年齢と毛利小五郎の年齢が同じ。ただ、高2の娘はいませんでしたが(笑)普段はあんなおちゃらけてるけど、いざとなったら頼れるお父さんであり、夫なので理想。(勝平さんは阿笠博士で高校の時の大山先生に似ているから)

⑤勝平さん
Q.今回の映画は舞台が海外ですが、気持ち的にはどうですか?
A.まず英語が多い。1/3のキャストが英語。僕は喋ってないですけど(笑)
諏訪さん「異次元の比ではない、字幕はありますけど」 勝平さん「台本に訳があってよかった、今回日本の警視庁の面々の活躍の場がない(少ない?)のでみなさんに日本語吹き替え版をやってもらいましょう(笑)」

⑥諏訪さん
Q.お寿司、ジュース、ふりかけ、テーマパークなどいろいろコナンとコラボしていますが今後コラボしたいものはありますか?
A.前から言っていますが、北条ワイン(客席笑い)
作品的に難しいですが、いつか小五郎とかで。
(くら寿司にはみんなで行かないとと諏訪さん勝平さん)

⑦勝平さん
Q.勝平さんが女性だったらコナンのどの男性キャラクターとお付き合いしたいですか?
A.阿笠博士(さっきから異様に阿笠博士を推してくる笑)
かわいいんですよ。今回のクイズとかもすごくかわいいシーンがあるので楽しみにしていて下さい。(今回もクイズ頑張っていますと諏訪さん)

⑧諏訪さん
Q.この作品はよかったと思ったものは?
A.最近ですか?(うーんうーんと悩む)
勝平さん「僕はボヘミアン・ラプソディ
諏訪さん「本当に最近だね(笑)僕はちょっと過去のものになっちゃうけど、八十日間世界一周。アニメだとディズニーとかが思い浮かぶ。…シュガー・ラッシュとか。」

⑨勝平さん
Q.今まで演技した中で1番恥ずかしいセリフは?
A.新一は言ってる時は恥ずかしかったりするけど、あとあと慣れてくる。キッドだと世紀末の魔術師で、テレビとかだとカットされたりしますけど、歩美ちゃんに言ったあれ(笑)小1に向かって飛び続けるのに疲れて、羽を休めていた〜とかなんとか言ってさすがに大丈夫かキッドと(笑)快斗なら「アイスクリームは…甘いんだぜ!」

⑩諏訪さん
Q.アニメや映画の製作の流れは?
A.ご存知だとは思いますが、既に来年の映画の話し合いもしております。青山先生中心に。そこからシナリオ→絵コンテ→アフレコ→ダビングといろいろ進んでいきます。なので前年作品の劇場版の最後に使われる予告だったりも見た後にちゃんと繋がるように作っております。

プレゼント抽選会

☆プレゼント内容は紺青の拳のティザーポスター(めちゃくちゃでかい)に勝平さん諏訪さんのサインと本日の日付に当選者のお名前をその場で+観光協会ノベルティグッズ

勝平さん諏訪さんの元に抽選ボックスが置かれて、諏訪さんが1枚引くとキッドカードが。何かの間違いかともう一枚引いてもまたキッドカード。何枚引いても同じで困惑していると証明が落ちてスクリーンにキッドからの暗号が映し出され、解くとプレゼント当選者がわかる仕組み

暗号は
かざとか せきか
ばんぶか ごとうか
(阿笠博士の車の写真)

↓スクロールしたらヒント

司会者からのヒント:博士の車はビートル↓回答

回答→ビートル=カブトムシ=か・ぶ・と、無視なので読むと「ざせきばんごう」
まさかの座っている席の座席番号がシールになっており剥がして裏にキッドマークが付いていた方が当選者という面白い仕掛けでした。(お2人が事前に席を選んでくれたようです)

最後のご挨拶の前にコナン君から2人へ花束贈呈
勝平さん「あっという間で楽しかったです。イベントもそうですが個人的には鳥取空港でコナン探偵社に行ったんですがそこで対応してもらった方が居て、その方はコナンを見て育って警察に憧れて、今度警視庁に就職されるそうです。そうやって人の人生の選択の1つにもなっている作品なんだなと感動しました。」

諏訪さん「青山先生がキャラクターを大事に大事にして、大きくなり、一歩一歩高みへきています。まだ上があると思いますので、おもしろさ、ミステリー、そしてラブコメをもっと突き詰めていきたいと思います。」

最後に恒例のポーズ

諏訪さん「新一バージョンは珍しいですよ?」
勝平さん「今日はみなみさんがいないので僕がやらせて頂きます…真実はいつも…」

全員「ひとつ!!!」

長くなりましたがこれで終了です。とりこぼしもあると思いますが大体の雰囲気が伝わっていれば幸いです。

ps.勝平さんが事あるごとに「蘭がかわいい」と言っていたので死にそうでした。ありがとうございます。

工藤新一と毛利蘭が“恋人”になった今、感じる「時計じかけの摩天楼」の力強さと幸福感

劇場版名探偵コナンの数ある作品の中で僕の個人的な好みで言うと「瞳の中の暗殺者」なんだけど、結局これも最強じゃんってなるのが「時計じかけの摩天楼」

2つとも共通して言えるのが「殺人ラブコメ」というジャンルにおいての象徴的な作品で殺人は殺人、ラブコメはラブコメだと意味がなくて殺人の中にラブコメが絡んでるあたりとそのバランスが絶妙。初期のこだま監督の作品は基本的にそこが上手いんですけど中でもこの2つが抜きん出てると思うんです。

この作品の大きなテーマって「時間」で、タイトルから連想されるシーンはあの最後の3分間。あと、時計で連想されるのは爆弾のタイマーあたりだと思うんですけど個人的にキャラクターそれぞれの「時間」に対しての向き合い方、価値観が1番描かれているんじゃないかな?

例の「赤い糸は…」っていうセリフは毛利蘭の圧倒的ヒロイン力に全人類おちると思うんですけど(異論は認める)序盤から続いた「正義」と「悪」の戦いの落とし所が少女の乙女心ってもう…僕はそういう世界観が好きだし、某曲じゃないですけど最後に勝つんだなって。。

この最後の爆弾解体シーンの良さって新一の「切れよ……死ぬ時は一緒だぜ…」の一連のセリフ前後での毛利蘭の心情の変化だと思うんですけど、「ハッピーバースデー、新一」の時点では「もう言えないかもしれないから」って表情含めて一瞬弱気なんですよね。
ただ、その言葉を受けた時の彼女の表情と、最後に言ったセリフが「つながっているかもしれない」ってめちゃくちゃ前向きというかまだ見ぬ未来に対して夢を持ってるんですよ。言わば希望的観測なんですけど、生死を分けるあの局面で未来に対して希望とか夢を持つってただ生きたいと思うことよりも力強くてこれからも刻まれていくであろう「時間」に対して真っ直ぐで素直な感情だと思うんです。

その上で爆弾のコードを「赤い糸」と比喩したのがすごく好きで、爆弾解体においての「切る」行為ってタイマーを止める為でそれって「時間」を止める事なんですよね。この2択ってタイマーか人生どちらかの時間が止まってもう一方は動き続ける(爆発する)。
そこで爆弾のタイマーと天秤に掛けたのが新一との未来って…彼女にとって「切りたくなかった」=止まってほしくない動き続けてほしい時間の中に夢見たのが赤い糸であって「愛」なんですよ。
彼女はこれからの自分の人生で訪れるであろう「愛」に希望を持った人間なんです。

ここが森谷帝二との圧倒的な違いで、小五郎が蘭を助けに行こうとした時に彼は自分の作った建築はおろか人生においても「愛」は必要ないと言った人間です。彼が自分の美学に反した建築を破壊できるのはそこに「愛」がないからで、人生においても同じ考え方なんですよね。
あの“3分間”を残したのは、蘭がこの日を楽しみにしているのを間近で見ていながらの行為なので「恋心」を利用した悪意ある仕掛け。
そして過去に自分が作った建築を爆破する行為はその全てをなかった事に…今を生きるどころか過去の「時間」に囚われて生きているんです。

「まだ見ぬ愛を信じて未来の自分に希望を持った」人間と、「愛は必要なく過去の自分に囚われた」人間のどちらに神様が微笑むのかって話ですよ。

この蘭の「もう言えないかもしれない」→「繋がっているかもしれない」という力強い思考にさせたのは紛れもなく新一の言葉で、それが出来るのは彼が誰よりも「今」を生きてるからだと思うんです。
いつだって目の前の「謎」に対して真摯に向き合う人間で…あの場面で真っ直ぐに覚悟を持った言葉を伝える事がどれだけ蘭に勇気を与えたか。。
赤い糸が繋がっていてほしいと思ったのは蘭だけどそう願わせたのは新一の言葉ってのが重要なんじゃないかな。いつだって蘭が迷った時、弱くなった時に言葉を…手を差し伸べてあげるのは新一で、それを自分の力に変えられる蘭っていう2人の関係性が僕は大好きです。

この作品は一貫して「爆弾のタイマーを止める」事がポイントなんですけど、人生においての「時計の針」は止めちゃいけないんですよ。
そこを止めてしまった森谷帝二が犯罪者として地上から爆発しなかった事実をただ呆然と見上げる事しか出来なかった一方で毛利蘭があの場所に立ち続け歓喜の中にいたのが全てを物語ってるというか…
未来への時計の針を刻もうとした人間にしか高い場所(摩天楼)からの幸せな景色は見れないんじゃないかな。

あと、これは個人的な解釈なんですけど、新一と蘭にとっての「赤い糸」は携帯電話…電話とかメールそのものだと思うんです。もちろん一般的にもまだ付き合っていない男女や恋人にとっても大事なツールなんですけど、この2人にとってはより特別かなって。公衆電話と事務所の電話から始まって、2人が離れた後に唯一繋げてくれていたもの。(物理的な意味で)連絡を取れた嬉しさとか、声を聞けた喜びもあれば「会えない切なさ」とか「言えないもどかしさ」を1番感じるのもこの瞬間だと思うんです。その「切なさ」も含んだ携帯電話だからこそ付き合ったっていう「嬉しい」事を確認し合う2人に意味があるというかやっぱり象徴的なもの。

修学旅行アニメの追加シーンでその携帯電話を眺めて浮かれたり大事そうに握りしめた蘭を見たときに、映画と原作、アニメの違いはあるけど彼女があの時に願ったのはこれなんじゃないかなって…

2人を結んでくれた“赤い糸

年末に復活上映を見て、来年も強く生きると誓ったオタク新年早々「灰」となる

みなさま、あけましておめでとうございます。

初めに、前回のブログが思った以上にたくさんの方に読んで頂けて大変嬉しかったです。(思いのほかアクセス数があった…)

ツイッター上でいいね、RTして頂いた方もありがとうございます!(RT先で言葉を添えて下さった方々勝手に読ませて頂きました…優しい世界だった。。)

あと、新年早々嬉しい事があったので自慢させて下さい、、

サンデーとサンデーSに1通ずつ送っていた年賀状が1つ当たっていました、、こういう懸賞みたいなの当たったの初めてだったんでびっくり。。
1月1日は友人と朝まで飲んでて、初詣行ったりなんだりでお昼頃に帰宅してまさかと思いながら一応ポストを確認したんですが数秒固まりました、、最初「あー幻覚が見えるな、結構酔ってんなぁ」と思って一度扉を閉めて再度開けて「あああぁぁ現実じゃねぇーか」って酔いも睡魔も吹っ飛びましたね(この嬉しさを肴にまたお酒をry)

、、だけと思うじゃないですか?

こっちも当たってた、、
2、3日は家を空けてたんでいつ届いたのか不明ですが日にちを跨いで届くとかそんなのあり?嬉しさ910倍、、これ倍率がどれくらいかわかんないですけど1通ずつ送って両方当たるってわりと運いいんじゃなかろうか?幸先いいスタートを切れました!!

とまあこんな感じで新年を明るく迎えたわけですが、本題はここからです。
前回のブログの締めで「来年は新年早々、尊死する予定」と書きましたが有言実行?されました…
1月5日に放送された
名探偵コナン 紅の修学旅行 鮮紅編」
控えめに言って(いや盛大に)最高だった、、
尊死どころかもはや燃え尽きて「灰」になりました、、来週見たらもう跡形もなくなってそう。。

何が最高ってまず動いてる新蘭が"ラブコメの暴力"、、気付いたらボコボコな自分が居て、マーライオンの気分でした。

いや、蘭に関して言えばほぼ毎週動いてる描写を見れますが違うんですよねこれが、、
新一が"いる"、"いない"で全然違うんです。普段のお姉さんみのある蘭姉ちゃんと恋する乙女の毛利蘭。。「女の子」と「「「女の子」」」くらい違う、、(伝われ)

これは先月発売の「TV navi」内でも声優の山崎和佳奈さんが仰っていましたが、血天井を見て怖いと言ってしまうのも「新一が隣にいると思うと"怖い"ってなっちゃうんですよ」ってのがまさにそれでこの2人の関係性がよくわかる。。

新一に関してはもう何年ぶりですか?っていうね。。新一が動いてる、喋ってるだけで感動ものじゃないですか?(パンを千切って食べてることに、そういえばいいとこの坊ちゃんだったなと思い出す)

なんか常にお互い頬を染め合ってたの可愛いし、反応がいちいち可愛いし、そもそも片方が告白していて返事をしていないっていう普通の関係であればちょっとぎこちなくなるような状況じゃないですか?でも以前のように接してられるってほんとこの2人の築き上げてきた関係性が。。(結果全てが可愛い)

血天井って言えば、あのーあのシーンですけど、、例の"むぎゅ"ってところ、、なんていうんだろ、、あの全然変な意味とかはないんですけど、、ありがとうございます!!決して他意はありません!!(スローにして5回くらい見たとか口が裂けても言えねぇ、、)

そんな僕の邪な気持ちはとりあえず置いといてこのナチュラルに腕組んじゃう感じとか、金閣寺だったかで手を掴んで引っ張って行っちゃうのとかさぁ、、ほんと自然過ぎない?
まあ手を掴むのは100歩譲っていいとして、あの腕の組み方は思春期のお付き合いしていない男女がしていいんですか?新蘭はいいんです!!(自己質問&自己解決)
あれがこの2人にとって普通というか、今までも蘭が怖い時はああしたんだろうし、何か楽しそうな事があれば蘭が新一の手を掴んできたんだろうなって容易に想像できるのが、、成長しても、恋心を自覚してもそこが変わらないのが"幼馴染"のこの2人が築き上げて(n回目)
まあ新一は4歳の頃から内心嬉しくてドキドキしっぱなしなんだろうけど、、こっちがキュンキュンするわ、、

そんなナチュラルなボディタッチが出来る2人でもやっぱ「キス」は1つの境界線?となり得るのがなんかよくないですか?
いやまあ世間的に見てもここが「恋人」への1つの線引きなんだろうけど、返事を意識しだした時にそれを思い浮かべるってめちゃくちゃ可愛くないですか?
女の子側の「キスしたいのかなぁ?」は破壊力が、、
男の子側の「キスがしたい」という欲目的なのは非常にわかるんですけど、、(某服部の平次君とかね)
いやもう完全に意識しちゃってるし、"幼馴染"からの1歩踏み出そうとしてるのが、、この焦れったい感じ青春ですね。。(遠い昔の青春を思い出す)

今更ですけど、アニメーションとして見る良さってありますよね。漫画は漫画で良くて絵を見てその背景に見える構図を考えたり、文字を読んで意味やニュアンスを考えたり自分の脳に深く読み込めるってのがいいところだと思うんですけど、アニメって動きもあれば音である声もあって目や耳に入ってきたものが咀嚼せずとも脳に直接ぶつかってくる感じ。あとは漫画にはない細かい描写が出せるってのがいいと思うんですけど、例えば新一と世良ちゃんが食堂で話してる後ろで中道がディープキスの件を周りに言いふらしてだんだん広まってる感じとか前述した蘭の「新一もキスしたいのかなぁ?」で唇に意識しちゃったあまり無心でジュースを飲み干しちゃうのとか(例えで出した2つが、、僕の人間性でてるな)

そんな細かい描写の中で今回1番書きたい、言いたい事があるんですけど、新一と中道が「お風呂に入ったのか?」って件で男子高校生ノリでじゃれ合ってるのを蘭が遠目に見て優しい顔で微笑んでるのがさぁ、、蘭の心情としては修学旅行に新一と一緒に来れた事がまず嬉しいと思うんですけど、それと同時に数ヶ月?学校に来れなかった新一が以前の様に男友達とふざけあったり学校行事に参加したり"普通の高校生"を送れている事に嬉しさを感じてそうなのが。。そういう人の幸せを一緒に喜んであげられる子じゃん?毛利蘭って。そんななんて事ない高校生としての"日常の風景"とかを見て「新一がいる」って事を実感したり喜んでたりしてるんだろうなぁって、、

ただ、裏を返せばこのなんて事ない普通の高校生の日常が今の2人にとってはどれだけ大切で重要な瞬間かって、、それまでは当たり前だった日常がある日を境にそういう世界線になってしまうって、、もうこっちが泣きたくなるくらいに。。でもこの2人は自分の事よりも相手の心配をしたり考えたりしてんのがさぁ。。
迷宮で蘭が言った「だって長く待てば待つほど会えた時にうれしいじゃない。」って本当に重みが。。そういう世界線になってしまっても、なってしまったからこそより強く想い合ってるのが好きなんです。。

これは読者にも当てはまると思うんです。この2人の話を長く待った分、見た時に読めた時に本当に嬉しくなりません?ツイッターのトレンドがあんな占領される事あります?今の20、30代くらいの方が幼少期ドンピシャ世代だと思うんですけど、一度は名探偵コナンを通ってるだろうし僕自身その口です。1度離れはしましたけど再び戻ったタイミングでこの2人の1つの形をアニメで見れてることがとても嬉しいです。特に僕はアニメの名探偵コナンで育った人間なんで(もちろん今は原作も好きです)

なんかちょっと話が脱線しましたけど、それくらいこの2人にとってこの「修学旅行」が大切でそんな"普通の高校生"の新蘭を見れる世界に感謝。。
僕自身出戻った理由が新一の蘭に対する「好き」が想像の範疇を超えていたからなんです。僕にとっての幼少期のコナン(新一)はヒーロー的存在なんですけど、大人になって再び見返した時にこの男の「愛の強さ」と好きな女の子に対して悩む思春期男子高校生みに気付いてしまい、僕の中でのヒーロー像にそれが掛け算されてエモさが爆発しました。そんな思春期男子高校生みのある新一をアニメで見られるのは本当にありがたい。連載25年でほんと数えれるくらいしかないですからね。。

今週でこの破壊力だと来週が恐ろしいんですけど、、(特に青山氏の原画がテレビで、、)
なんか本当に新一と蘭ってのは僕の心を掴んで、温かくほっこりさせてくれるんですよね。。
そしてこの2人がただただ健やかに生きててほしいんです。そういう未来に繋がる1つの形?にもなるシリーズなのでHP低めですがより一層強く生きたいですね!!

P.S.「奥様」言ってる園子が本当にいい味出してて好き。いや2B全員好き。

ここ1年で名探偵コナンにハマったヲタクが「瞳の中の暗殺者」を映画館に見に行ったら素敵な空間だった話

2018年12月28日、池袋HUMAXシネマズで行われた「名探偵コナン 瞳の中の暗殺者」復活上映を見てきたんですけど、、

泣いた。しくしくと泣きましたよ、、
わりといい大人が。。

僕は所謂出戻りってやつで幼少期をコナンと共に育って、ひょんなことからこの1年で再びハマった新参者です。それも新一と蘭の関係性の沼具合に気付いてしまったので大変拗らせてる最中です。。

ハマりにハマった僕は1年かけて原作を集めて映画も全てチェックし、アニメも網羅しヲタク濃度が自分の中でMAXになっていた頃、年末に瞳の中の暗殺者を池袋で復活上映するという情報を仕入れ行く事を決めました。

ただ、コナンのファン層って個人的に女性が多いイメージだから男1人で行っていいかな?という一抹の不安…あと恥ずかしさ…そうコナン好きの知り合いもいないし。。いやでも映画館のスクリーンで見れることなんてそうそうないし池袋という場所も自分の近場なんでこれは神からの行けというお告げだと解釈し席を確保。。(安心の通路席)

チケットを確保してからはなにをするにしても脳内「新蘭を、、はやく浴びさせてくれ、、」という感情。僕が新一と蘭に魂を持っていかれた作品が瞳の中の暗殺者でハマってからは何度も見てたんですけど、この1ヶ月は瞳断ちをしていた。少しでも新鮮な気持ちの状態で望むべく体調を整えたわけです。(もはやアスリートの域)

そして迎えた当日、映画館についてまず安心したのが思ったよりは男性が居たこと。そもそも初期作品だから長年のファンの方もいるし、僕と同年代(20代)の方もちらほらいて安心した。どうしてもコナンのこういうイベント?みたいなのって自分的には敷居が高かったんで、、

席に着いてしばらくすると、来年公開の「紺青の拳」の予告映像が流れて歓声のような悲鳴が上がっていた笑(僕もナイトプールのシーンで心の中で悲鳴をあげた)
あれよあれよと予告が終わり本編がスタート。

内容はもう皆さん知ってると思うんで詳しく書かないですけど、やっぱ冒頭3分くらいの回想シーンはこれぞ「新蘭」って感じで大好きです。もちろん今の「恋人」関係も好きだし、これからどうイチャイチャしていくんだと邪な妄想ばっかして楽しんでるんですけど、この付き合っていない「両片思い」状態の絶妙な距離感がたまらないんです。。僕の乙女心をギュンギュンに掴んでくる。(※健全な男です)

初めて瞳の中の暗殺者を見たのはたぶん小学生の頃で正直あんまり覚えてなくて(14番目、天国、ベイカー、迷宮あたりのほうが印象が強かった)大人になって再度見た時は感動して泣いたんだけど、映画館で見てより一層心にきた。。なんだろ自宅で見てる時ももちろん真剣に見てるし毎回余韻に浸れるくらいにはのめり込んではいるんだけど、映画館の空気感がそうさせるのか集中力が桁違いでどんどん入り込んでしまう。。この会場にいる人全員が名探偵コナンを好きで、この作品が好きで、新一と蘭が好きなんだろうなって感じれる温かい空間だった。

作ったはいいけど、特に使っていなかったアカウントにツイートするくらいには高まっていたんだと思う笑
いや映画館だから静かなのは当たり前なんだけど、わりと終始鼻をすする音(泣いてる?)とか聞こえたりしてて僕も"わかる〜その気持ち"って感じだったんだけど、特に大事なシーンとかはより静寂に包まれた空間でみんなが見守ってる感があった。。良き。。

僕が泣いたシーンは蘭の記憶がなくなってコナンに対して「坊や…誰…?」って言ったところとか園子の「蘭…たとえ記憶が戻らなくても…あたしは一生、友達だからね…」って言うところ、、あと蘭がツーショット写真とかコーラを見て新一に対して懐かしさを感じたあたりは言うまでもないけど、1番泣いたのはEDだった。。
これに関しては過去の自分を叱ってやりたいんだけど今までちゃんとEDを見てなかった、、いや見てる、見てるんだけど自分の中でいつも小田切警視長を見送ったところで余韻に浸ってしまうんです。。歌も映像も耳や目に入ってるけど心ここに在らずっていうか、、ただ昨日は前述した通り自分自身の集中力とスクリーンを目に焼き付けたいという想いが強くて自然に歌詞に目をやったらもう涙が止まらなくて、、「もしもこの世に汚れがなければ姿を変えずに愛し合えたのに」ってもうなんかさぁ、、僕の中の「好き」という感情が爆発した。。こんなに「切なさ」を含んだ温かい関係ってないと思うんです。この2人のハッピーエンドを見るまでは絶対に死ねない。(最近、新蘭の過剰摂取で別の意味で死にそうだけど)

あと終わった後のみなさんの拍手がより幸福感を与えてくれた。18年?くらい前の映画なのにこんなにもたくさんの人に愛されて同じ空間にいる人みんなが共通のものを好きでいるってとても素敵だと思うんです。瞳の中の暗殺者の作品としてのクオリティはもちろんだけど、劇場で見ることの良さを改めて痛感してほんとに行ってよかったです。

今までSNSをほとんど使わずに自分の中でメキメキと新蘭に対して愛を育ててきたんですけど、そろそろ好きを外に出さないと身がもたないんで自己満としてブログに残しました。ほんとはSNSを使わなかった理由もあってハマった当初に元々使ってるアカウントからいろいろ検索してるうちに悲しい世界を見てしまったからです。。何とは言いませんが察してくれとしか、、僕は一度好きになると愛が重いんでちょっとやそっとじゃ離れないし自分が気にしなければいいと割り切れますがそれでも残念な気持ちにはなります。
そういう事に敏感な方だったら離れてしまうかもしれないと思うとなんとかならないかなぁと。。
ただ、たまに自分の好きな事を人様がどう思ってるのか気になって新一と蘭を好きそうなアカウントを探して、見て1人共感したりそういう解釈もあるのかとふむふむと楽しんで当たり前だけど僕の他にもたくさん好きな人いるーって嬉しい気持ちになってたんですけど、昨日の会場の雰囲気を受けてより自分の「好き」を発信したい、しなきゃって思いました。
「勇気」って言葉は違うかもしれませんが、やっぱり自分の好きな事を他の人も好きだと身近に感じるというのは心強いしそういう世界線にしたい。
「嫌い」とか「苦手」っていうのは人間にとってごく当たり前の感情ですからそこは人様の勝手ですが他人の「好き」を侮辱していい権利なんてないし、そんな世界はクソ喰らえって思ってます。(こちら側含めて)
これは人からの受け売りなんですが
「時間は有限だけど愛情は無限」
本当に時間って限られてて気付いたら今年も終わりそうですけど、そんな大切な時間を好きな事だけに対して使いたいし底の見えない無限の愛で貫き通す人生にしたいです僕は。(趣味で癒されたい人間なんで)
そういうなんだろ、、愛が重い故の葛藤みたいなのが自分自身あったんですけど、ある意味救われた?し自分もそういう温かさに溢れたヲタクでありたいと思わせてくれた復活上映でもあったので残り3日にして今年1感情が高ぶった1日でした。

そして願わくば他の作品も劇場で見たいですね。特に摩天楼と14番目、、摩天楼はこないだ立川?とかでやってたみたいですが都合が悪く行けなかったのでまたいつか、、一応Blu-rayも買ったのでいつでも見れるんですけど、またあの雰囲気を味わいたい。。

来年は新年早々、尊死から始まる予定ですが名探偵コナン及び新蘭を応援、見守るヲタクとして強く生きていきます!!

P.S.劇場で見る蘭姉ちゃんの「おませさん」はとてもいいです。