この世でたった2つの宝物

名探偵コナンのあれこれ

ここ1年で名探偵コナンにハマったヲタクが「瞳の中の暗殺者」を映画館に見に行ったら素敵な空間だった話

2018年12月28日、池袋HUMAXシネマズで行われた「名探偵コナン 瞳の中の暗殺者」復活上映を見てきたんですけど、、

泣いた。しくしくと泣きましたよ、、
わりといい大人が。。

僕は所謂出戻りってやつで幼少期をコナンと共に育って、ひょんなことからこの1年で再びハマった新参者です。それも新一と蘭の関係性の沼具合に気付いてしまったので大変拗らせてる最中です。。

ハマりにハマった僕は1年かけて原作を集めて映画も全てチェックし、アニメも網羅しヲタク濃度が自分の中でMAXになっていた頃、年末に瞳の中の暗殺者を池袋で復活上映するという情報を仕入れ行く事を決めました。

ただ、コナンのファン層って個人的に女性が多いイメージだから男1人で行っていいかな?という一抹の不安…あと恥ずかしさ…そうコナン好きの知り合いもいないし。。いやでも映画館のスクリーンで見れることなんてそうそうないし池袋という場所も自分の近場なんでこれは神からの行けというお告げだと解釈し席を確保。。(安心の通路席)

チケットを確保してからはなにをするにしても脳内「新蘭を、、はやく浴びさせてくれ、、」という感情。僕が新一と蘭に魂を持っていかれた作品が瞳の中の暗殺者でハマってからは何度も見てたんですけど、この1ヶ月は瞳断ちをしていた。少しでも新鮮な気持ちの状態で望むべく体調を整えたわけです。(もはやアスリートの域)

そして迎えた当日、映画館についてまず安心したのが思ったよりは男性が居たこと。そもそも初期作品だから長年のファンの方もいるし、僕と同年代(20代)の方もちらほらいて安心した。どうしてもコナンのこういうイベント?みたいなのって自分的には敷居が高かったんで、、

席に着いてしばらくすると、来年公開の「紺青の拳」の予告映像が流れて歓声のような悲鳴が上がっていた笑(僕もナイトプールのシーンで心の中で悲鳴をあげた)
あれよあれよと予告が終わり本編がスタート。

内容はもう皆さん知ってると思うんで詳しく書かないですけど、やっぱ冒頭3分くらいの回想シーンはこれぞ「新蘭」って感じで大好きです。もちろん今の「恋人」関係も好きだし、これからどうイチャイチャしていくんだと邪な妄想ばっかして楽しんでるんですけど、この付き合っていない「両片思い」状態の絶妙な距離感がたまらないんです。。僕の乙女心をギュンギュンに掴んでくる。(※健全な男です)

初めて瞳の中の暗殺者を見たのはたぶん小学生の頃で正直あんまり覚えてなくて(14番目、天国、ベイカー、迷宮あたりのほうが印象が強かった)大人になって再度見た時は感動して泣いたんだけど、映画館で見てより一層心にきた。。なんだろ自宅で見てる時ももちろん真剣に見てるし毎回余韻に浸れるくらいにはのめり込んではいるんだけど、映画館の空気感がそうさせるのか集中力が桁違いでどんどん入り込んでしまう。。この会場にいる人全員が名探偵コナンを好きで、この作品が好きで、新一と蘭が好きなんだろうなって感じれる温かい空間だった。

作ったはいいけど、特に使っていなかったアカウントにツイートするくらいには高まっていたんだと思う笑
いや映画館だから静かなのは当たり前なんだけど、わりと終始鼻をすする音(泣いてる?)とか聞こえたりしてて僕も"わかる〜その気持ち"って感じだったんだけど、特に大事なシーンとかはより静寂に包まれた空間でみんなが見守ってる感があった。。良き。。

僕が泣いたシーンは蘭の記憶がなくなってコナンに対して「坊や…誰…?」って言ったところとか園子の「蘭…たとえ記憶が戻らなくても…あたしは一生、友達だからね…」って言うところ、、あと蘭がツーショット写真とかコーラを見て新一に対して懐かしさを感じたあたりは言うまでもないけど、1番泣いたのはEDだった。。
これに関しては過去の自分を叱ってやりたいんだけど今までちゃんとEDを見てなかった、、いや見てる、見てるんだけど自分の中でいつも小田切警視長を見送ったところで余韻に浸ってしまうんです。。歌も映像も耳や目に入ってるけど心ここに在らずっていうか、、ただ昨日は前述した通り自分自身の集中力とスクリーンを目に焼き付けたいという想いが強くて自然に歌詞に目をやったらもう涙が止まらなくて、、「もしもこの世に汚れがなければ姿を変えずに愛し合えたのに」ってもうなんかさぁ、、僕の中の「好き」という感情が爆発した。。こんなに「切なさ」を含んだ温かい関係ってないと思うんです。この2人のハッピーエンドを見るまでは絶対に死ねない。(最近、新蘭の過剰摂取で別の意味で死にそうだけど)

あと終わった後のみなさんの拍手がより幸福感を与えてくれた。18年?くらい前の映画なのにこんなにもたくさんの人に愛されて同じ空間にいる人みんなが共通のものを好きでいるってとても素敵だと思うんです。瞳の中の暗殺者の作品としてのクオリティはもちろんだけど、劇場で見ることの良さを改めて痛感してほんとに行ってよかったです。

今までSNSをほとんど使わずに自分の中でメキメキと新蘭に対して愛を育ててきたんですけど、そろそろ好きを外に出さないと身がもたないんで自己満としてブログに残しました。ほんとはSNSを使わなかった理由もあってハマった当初に元々使ってるアカウントからいろいろ検索してるうちに悲しい世界を見てしまったからです。。何とは言いませんが察してくれとしか、、僕は一度好きになると愛が重いんでちょっとやそっとじゃ離れないし自分が気にしなければいいと割り切れますがそれでも残念な気持ちにはなります。
そういう事に敏感な方だったら離れてしまうかもしれないと思うとなんとかならないかなぁと。。
ただ、たまに自分の好きな事を人様がどう思ってるのか気になって新一と蘭を好きそうなアカウントを探して、見て1人共感したりそういう解釈もあるのかとふむふむと楽しんで当たり前だけど僕の他にもたくさん好きな人いるーって嬉しい気持ちになってたんですけど、昨日の会場の雰囲気を受けてより自分の「好き」を発信したい、しなきゃって思いました。
「勇気」って言葉は違うかもしれませんが、やっぱり自分の好きな事を他の人も好きだと身近に感じるというのは心強いしそういう世界線にしたい。
「嫌い」とか「苦手」っていうのは人間にとってごく当たり前の感情ですからそこは人様の勝手ですが他人の「好き」を侮辱していい権利なんてないし、そんな世界はクソ喰らえって思ってます。(こちら側含めて)
これは人からの受け売りなんですが
「時間は有限だけど愛情は無限」
本当に時間って限られてて気付いたら今年も終わりそうですけど、そんな大切な時間を好きな事だけに対して使いたいし底の見えない無限の愛で貫き通す人生にしたいです僕は。(趣味で癒されたい人間なんで)
そういうなんだろ、、愛が重い故の葛藤みたいなのが自分自身あったんですけど、ある意味救われた?し自分もそういう温かさに溢れたヲタクでありたいと思わせてくれた復活上映でもあったので残り3日にして今年1感情が高ぶった1日でした。

そして願わくば他の作品も劇場で見たいですね。特に摩天楼と14番目、、摩天楼はこないだ立川?とかでやってたみたいですが都合が悪く行けなかったのでまたいつか、、一応Blu-rayも買ったのでいつでも見れるんですけど、またあの雰囲気を味わいたい。。

来年は新年早々、尊死から始まる予定ですが名探偵コナン及び新蘭を応援、見守るヲタクとして強く生きていきます!!

P.S.劇場で見る蘭姉ちゃんの「おませさん」はとてもいいです。